CUDA2.2とVisual Studio 2008で環境構築

はじめに

環境設定をメモします。あくまで個人的なメモです。
このメモ時点での環境
  1. マシン:VAIO Z13
  2. C++コンパイラ:Visual Studio 2008 Pro
  3. グラフィックボード:GeForce M330
  4. 対応ドライバversion:CUDA 2.2
ノートパソのVAIO Z13で開発を行う。このパソはIntelとNVIDIAハイブリッドグラフィックスになっており、状況によってグラフィックボードが切り替わります。その仕組み実現のために、グラフィックボードのドライバがNVIDIA発行の最新バージョンをインスコできない。よって、執筆時点のCUDAの最新バージョンはCUDA3.2だが、VAIO Z13のドライバで対応しているCUDA2.2をインスコすることにする。

CUDA2.2のインスコ

すでにVS2008はインスコ済みなので、CUDAをインスコする。 NVIDIAのホームページから「CUDA Toolkit」と「CUDA SDK」をゲットしてインスコ。 32bitか64bitかで迷ったが32bit版を選んだ。OSはwin7の64bitですが、ポインタ8バイトのx64でビルドするとベンチで若干遅いんです。うちのVS2008では。コンパイルオプションをうまく設定できてないだけかもしれんけど。 さて、Toolkitから先にインスコ。その後でSDKを。 しかしVAIO Z13よ、なぜ右下のFnキーを無くしてしまったんだ、、、 VAIO SZ同様のキー操作ができなくて個人的にとっても惑う。 ちなみに、CUDA2.2とCUDA3.3ではディレクトリ構成が異なるので注意。 続いて、Visual Studioにパスを通す。

実行可能ディレクトリに次を追加:
$(CUDA_BIN_PATH)

インクルードディレクトリに次を追加:
C:\ProgramData\NVIDIA Corporation\NVIDIA CUDA SDK\common\inc
$(CUDA_INC_PATH)

ライブラリディレクトリに次を追加:
C:\ProgramData\NVIDIA Corporation\NVIDIA CUDA SDK\common\lib
$(CUDA_LIB_PATH)

サンプルのコンパイルと実行

NVIDIA SDKの以下の場所にVisualStudio用のサンプルが置いてある。
C:\ProgramData\NVIDIA Corporation\NVIDIA CUDA SDK\projects
適当なものを選んでVS2008で開いてみる。 ここではsimpleGLを選択した。 おもむろにコンパイルして実行してみると、、、 うん、ばっちり動作しますね。 や~りぃ! 今回はここまで。